ZEGNA SUIT ゼニアスーツ

Ermenegildo      Zegna

エルメネジルド  ゼニア

 

今ハイクラスメンズスーツ市場で大きなシェアを占めているブランドがあります。それはイタリアの『エルメネジルド ゼニア』です。世界各国のトップや有名人にも愛用者の多いブランドですのでご存じの方も多いかもしれません。(著名なブランドではエルメスもゼニアの生地を使用致しております)

 

ところでこのゼニアは正規ルートで仕入れた生地でお仕立てした場合の相場は30~50万円位でしょうか。正規ルートのオーダー用のゼニアのタグは「レッドラベル」でございまして既製品や並行輸入品の「ブルーラベル」とは明確に分けられております。正規ルート品にはゼニアのロゴの入ったボタンや裏地のコレクションも用意されております。

 

さてこの正規ルート品のゼニアのコレクションを私共では幅広く取り揃えております。私共では多くのブランド生地の中の一つとしてゼニアをお取り扱いしている訳ではなく、ゼニアをメインにお取り扱いしております。ゼニア最高級の「クインディッチミルミル」を筆頭に、ゼニアを代表する 「トロフェオ」、そして比較的ポピュラーな「トラベラー」「エレクタ」「クールエフェクト」「トロピカル」 などがございます。

 

一般的には「トロフェオ」がゼニアの中では最もクオリティーが高いとされているかもしれません。「トロフェオ」=「トロフィー」の字の通り文句の付けようもないほどのクオリティーです。

しかし実はその上に「15milmil15」 (=クインディッチミルミルクインディッチと読みます) がございます。プロとしてこれまで出会った中で最高の生地でございます。

 

今から数年前、私は「クインディッチミルミル」に出会いました。その生地の原毛はとても柔らかく、私の手の中にすっぽりと収まりました。そして私の心の中にもすっぽり収まりました。一瞬で魅了されてしまいました。

 

生地全体から醸し出される独特の高級感。「これは今までの常識をはるかに越えた高品質な生地かも!」そう確信するまでに長い時間は必要ありませんでした。成熟や進化といった表現は通用しない感じです。いったいゼニアは何という生地を生み出してしまったのでしょうか。実際に着用してみますと体にフィットしおよそ全ての重量感が消えるように感じます。この驚嘆を表現する言葉はなかなか見あたりません。

 

本来この「クインディッチミルミル」が属する超ハイクオリティなオーダースーツ の世界では価格については触れないのが当たり前。様々なオプションや何度も行われる仮縫いもいちいち価格を気にせず、それに耐えられない人は来なくて良いというような風潮もあるかもしれません。着数もそんなに大量に出るものでもないと思われますのでそれで良いとも思うのですが、裏を返せばこうした点をクリアできれば一気に私共も超ハイクオリティの世界に入っていけると考えました。

今ではおかげ様で私共の看板商品にもなっておりますが、一般にはお取り扱いが少なく希少な素材でございますので、ご存じない方も多いかもしれません。

毎シーズン多くの皆様にお仕立て頂いておりますので、ここでは素材の説明よりも実際にお召し頂いている皆様からの感想を中心に書かせて頂きます。

 

まず生地をお出ししますとあまりの光沢に思わず『うわっ!』と声をあげる方もいらっしゃいます。

『ずっと手を触れていたい』 『鳥肌が立った』とおっしゃる方もいらっしゃいます。

この生地は今までの生地とは違った視点で見た方が良いかもしれません。簡単に申し上げますと極上のカシミア100%と同等の15ミクロン=super170sの糸で織られております。あまりにも繊細なため実用性はないのではと思われるかもしれませんが、実際には生地のハリコシが凄くとても着やすいです。

 

それにしてもゼニアはなぜここまで凄い生地を出したのでしょう。それはカシミアやシルクに負けない最高のウールを世に送り出し感動をもたらしたかったからではないでしょうか。はっきり言って大変な冒険だったと思います。しかし結果はゼニアの望むようになりました。世界一のブランドが最高の技術で織り上げた生地でございます。生地の質感から品質の高さが伝わってまいります。そのため乱暴に着用される方にはお勧めできません。語弊を恐れずに申し上げれば、ぜひ一度着用してみたいとお考えの皆様にだけご注文頂けたらと思います。

 

また先程「レッドラベル」と「ブルーラベル」のご説明をさせて頂きましたがこのクインディッチミルミルにつきましては「レッドラベル」は存在せず「大きな専用のブルーラベル」のみとなりますので覚えておかれると良いかと思います。(ブルーの色調も違います)

 

また他のコレクションもそれぞれに特徴があり魅力的なものばかりでございます。今回入荷のサンプルを見ておりまして、ゼニアが他のブランドと決定的に違うのはアート性を持つことなのだと改めて感じています。最高の素材をベースに実用性を与え、さらに芸術性の高いデザインの中に優れた機能性を持たせているように思えるのです。着用する方に対してその高い芸術性をアピールしてきます。その質感にはもはやため息が出るほどです。着用する度に新しい発見ができるほど奥が深いブランドです。

 

それでは主だったコレクションの特徴をゼニアジャパンの資料を元に、簡単にご案内させて頂きます。(実際にはたくさんあるのですがここでは私共で人気のコレクションのみとさせて頂きます)

 

 

 

14milmil14』(クワトロディッチミルミル)

最近私共ではクインディッチミルミルよりも上のcollectionもお取り扱いさせて頂いております。カシミアを超える(?)super190sのウールは触っただけではカシミアと区別がつかなほど柔らかな風合いでございます。カシミア同等のラグジュアリー感、タッチを望まれます皆様にご好評を頂いております。あまりにもクオリティが高いためなんと表現すれば良いのか言葉が見当たらないほどでございます。

 

 

『15milmil15』(クインディッチミルミル)

生地をお出ししますとあまりの光沢に思わず『うわっ!』と声をあげる方もいらっしゃいます。『ずっと手を触れていたい』 『鳥肌が立った』とおっしゃる方もいらっしゃいます。この生地は今までの生地とは違った視点で見た方が良いかもしれません。簡単に申し上げますと極上のカシミア100%と同等の15micron=super170sの糸で織られております。あまりにも繊細なため実用性はないのではと思われるかもしれませんが、実際には生地のハリコシが凄くとても着やすいです。

 

 

『トロフェオ』

ゼニアの永遠の看板商品と言われるのがこのトロフェオでございまして私共でもダントツの人気NO.1でございます。ゼニア社独自のトロフィー制度に基づいて買い付けられた上質なスーパーファインメリノウールの最高品質の素材でございます。目付も240gと軽くソフトな風合いと光沢感で着用期間も長そうです。糸の細さはsuper150sレベルで高級感のあるドレープの美しい素材でございます。

 

 

『エレクタ』

しなやかな 質感と優れた耐久性を兼ね備えたゼニアのロングラン商品でございます。シワになりにくく耐久性にも優れており、高級感のある光沢により仕立て映えがするスーツの定番素材となっております。そのクリアカットの高級感ある光沢も魅力を添えております。ミルドタイプもしっかりとした目付けでゼニアコレクションの中では手持ち感のあるクオリティとなっております。

 

 

『トラベラー』

綾織バージョンが大変好評なため新しい柄が多く加わっております。縦に双糸を使用しておりきめ細やかで美しい表面感です。目付も250g/mと梅春や初秋などに最適で最も寒い時期を除けば通年で着用して頂ける素材でございますので幅広い用途にお使い頂けます。このcollectionは整理行程において高度な防皺・摩擦加工を加えることにより機能性を高めており、出張などの際にできたシワも一晩ハンガーに掛けておけば翌朝回復しやすい素材となっております。

 

 

『ジャケット』

定番のウール・シルク・リネンの三者混のコレクションからはウール勝ちなものリネン勝ちなものをお好みでお選び頂けます。目付も涼しげでございますので盛夏も含め着用期間は長くとれそうです。素材感の演出も巧みで、糸が太かったり細かったりすることで凹凸感や立体感のある外観を醸し出しレトロな雰囲気も漂わせております。

 

 

『コート』

カシミア原毛の高騰に伴いカシミアの価格が上昇を続けておりますが、やはりカシミアのラグジュアリーな外観とタッチを望まれる方は多くいらっしゃいます。その声にお応え致しましてカシミアに引けを取らない番手の細さのウールもご用意致しております。触っただけではカシミアと間違えてしまいそうな柔らかな風合いなのにカシミアよりリーズナブルでございます。ラグジュアリー感が末永くキープできるクオリティも備えております。

 

 

 

 

少し専門的なご説明になりましたが、詳しくはご来店頂きました際に実際に生地に触れて頂きながらご提案させて頂きます。

 

ところでこれだけ原毛にこだわった素材でございますと、お仕立てに関しましても相応のレベルが必要でございます。私共は1927年創業のプロフェッショナル集団として、「基礎をしっかりと学び培われた技術」と「最先端の知識・情報」を駆使して体型補正を行い、その後青森県にてゆっくりと丁寧に縫製を行います。

 

私共では一般的にはオプション扱いとなっております 『お台場仕立て』『本切羽』『チェンジポケット』 等は割増料金不要でセレクトできますし、本バス増芯・キュプラ裏地・ピンポイントステッチ・モミ玉チケポケット・汗取りパット・パンツポケット袋地パイピング等も標準でございます。(N仕立て)

ゼニアのロゴの入ったボタン(税込4,500円~)や裏地(税込8,500円~)はオプションでございますが、こちらは他にも魅力的な商品があるため、あえてオプションとさせて頂いております。

 

最後にゼニアに惚れ込んでしまわれた方のお言葉です。『ゼニアが人生を楽しくしてくれました。ゼニアを着ていると背筋はピンと張り、表情にはハキが出て何よりも時間を忘れて集中できます。特別な日に着るのではなく生活の一部としてゼニアを楽しむ。そしてゼニアを楽しめるようになったとき仕事を楽しめるようになりました。ただしゼニアのコレクションは多く迷いますね。私は特別な日に着るのがクインディッチミルミル。毎日着るのがトロフェオと決めています。』

 

何だかとても楽しそうです。良い素材のスーツをお召しになるということは「料金の安さ」に着目するのではなく、「外見と内面の質」に着目するということなのだと思います。シンプルな世界ほど語るべきことは多いのかもしれません。

 

 

【プライス】

「トロピカル」スーツお仕立て上がり税込95,000円~ 

「ループ」スーツお仕立て上がり税込105,000円~

「トラベラー」スーツお仕立て上がり税込115,000円~ 

「エレクタ」スーツお仕立て上がり税込125,000円~ 

「トロフェオ」スーツお仕立て上がり税込145,000円~ 

「15milmil15」スーツお仕立て上がり税込175,000円~

「14milmil14」スーツお仕立て上がり税込245,000円~ 完売致しました

「ジャケット」ジャケットお仕立て上がり税込75,000円~ 

「コート」コートお仕立て上がり税込125,000円~ 

p.s.私共では「トロフェオ」と「トラベラー」が人気でございます。

 

 

【オプション】

・ゼニアロゴ入りボタン 1セット 税込4,500円(スーツ) 税込7,500円(3ピース) 税込4.500円(コート)  ※メタルボタンは別途

 

・ゼニアロゴ入り裏地 1着分 税込8.500円(スーツ) 税込12.500円(3ピース) 税込17.500円(コート)

 

・ジャケット ダブル仕立て スーツ価格の5%割増

・スペアパンツ スーツ価格の40%

・ベスト スーツ価格の25%

・バスト110cm以上 又は ウエスト100㎝以上 スーツ価格の10%増し (バスト120㎝orウエスト120㎝以上の方はご相談下さいませ)

 

※ボタン・裏地のみの販売は致しておりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーダースーツ(ゼニア/カノニコ)・オーダーシャツ(トーマスメイソン)・オーダージャケット・オーダーコートのバルコン入間店/リクルートスーツ&成人式スーツ&入学式スーツも得意です

top