2020年4月のニュースレターからの抜粋(一部書き換えております)
さて1/10サーバー障害により突如消失しました私共の「ホームページ」でございますが、3/10ちょうど2ヶ月ぶりに「新規サイト」をスタートさせることができました。皆様に多大なるご不便ご迷惑をお掛け致しましたことを改めましてお詫び申し上げます。拙いホームページでございましたがそれでも毎日700件前後のアクセスがございましたため、今までの写真や記事が復元できないと知った時には「もうやっていけないのでは」と思い悩みました。ただ私お客様にとても恵まれておりました。「ホームページどうした?」とご連絡を頂きました後には、「元気出しなよ」とご注文下さる方が多く、このアクシデントの期間も例年と変わらぬご注文を賜ることができました。WEBからのご新規の方のご来店が大幅減であったことを考慮しますと、これは奇跡的な数字なのだと思います。また私が落ち込んでいる時期にあるお得意様より「あなたが再び立ち上がることを待ち望む人がどれだけいるのか試される」と伺いましたが、確かにいつの時代もビジネスの根幹にあるのは人なのだと思います。私は本当に多くの方に助けられ、支えられ、励まされ生きているのだと思います。今後も感謝の気持ちを忘れず真っ直ぐに仕事に取り組んでまいりたいと思います。
ところで最近私このお便りで「内向的なんです」とか「人と接するのは苦手なんです」と告白してまいりましたところ、「SNSは得意そう」とか「文章を書くのは好きそう」などと伺うようになりました。内気な性格ではございますが実はどちらも大の苦手でございます…💧。せめてスマホくらいはとも思うのですが、時と場所を選ばず利用できるのは便利な反面依存症にも陥りやすいのだと伺い考えさせられております。
私はスマホの電源が切れていても一日中気付かないほど無関心なので、恥ずかしながらスマホゲームなども一切したことがないのですが、電車などで隣の人が夢中になっている画面が目に入りますと臨場感に満ち刺激が強そうだなと感じます。スマホには中毒性の高い要素がたくさん内包されているのだと思いますが、何より私が気になっておりますのはコミュニケーション手段としてスマホのSNSが気軽に利用されるようになった結果、実際に顔を合せた際に何を話せば相手が喜ぶかとかなどを気に留める人が少なくなったように感じられることです。誠に恐縮ではございますが私は声や話し方からその方の“人となり”を伺い知るように心掛けております。語彙力や表現力からも様々な情報を得られますし、物腰や立ち振る舞い、口調や目つきなどからはその方のバックグラウンド(背景)を見て取れるように感じます(もちろん良い意味でです)。
確かに仕事の速さだけでなく多くのことにスピードが要求される現代ではSNSは便利なツールなのだと思います。即座に物事を処理するのにも便利なのかもしれませんが、さすがにそればかりでは疲れてしまうのではとも感じます。私共のお得意様にはSNS中毒の方は少ないのではと感じられますのは、皆様ご多用の中でも案外リラックスされていると思われるからです。接している私が自然とリラックスできていることがその証明です。
また 私共のお得意様の皆様から伺います含蓄のあるお言葉は深く掘り下げられたものが多いと感じますが、日々それを伺っておりましたらいつの間にかニュースで見聞きしたような上辺だけの薄っぺらい見解に違和感を覚えるようになってしまいました。海外に行かれる方も少なくないため広い視野で物事を捉えていらっしゃる方が多いのだと思います。私も稀に海外に行きますと自国を顧みるよう心掛けておりますが、いつも感じることは日本人はミスを嫌うやや繊細過ぎる(?)国民性なのではということです。細部を追求することももちろん大切だと思いますが要はバランスなのだと思います。ありがたいことに私共でコンプレイン(クレームの類)が皆無なのは、そういった広い視野をお持ちの方が少なくないことも要因として挙げられそうです。私には現在の日本はどこか社会の寛容さが失われているように感じられます。どんな時でも相手を慮る気持ちは忘れないようにしたいと思います。