NEWSLETTER 毎月1回封書でお送りしているDMからの抜粋です

2020年11月のニュースレターからの抜粋(一部書き換えております)

先月はいつにも増してたくさんのご家族様ご友人様をご紹介賜りました。この場をお借りし改めまして深く御礼申し上げます。私が強気に生地の反物買いをできますのもご新規の方を絶え間なくご紹介頂けるからこそでございます。リピーターの方とご新規の方のバランス(比率は業種により異なると思いますが)にフォーカスするという事は本当に大切なのだと改めて感じております。思えば私も大学を出た直後に都銀の役員さんから新規開拓を続けることの大切さを教わりました。稀に「このお店でこの位の顧客数があれば安泰だね」と伺うことがございますが、とんでもないことでございます。常に断崖絶壁を歩いている心境でございます。いつの日か・・・

 

そういえば私共のお客様の特徴(?)をこのお便りでご紹介させて頂いたことは今までほとんどなかったかもしれません。ただ事実はとてもシンプルでございまして、無駄が嫌い、そして負けず嫌いといったことでしょうか?加えて即断即決の方が多いかも…。先日も3秒で生地をお決めになられたDr.がおられました💦信じて頂けるとは思いませんが事実でございます💧「どれにしましょうか?」「これ!」 実際は1秒だったかな…。そして歴史の本が好きな方も多いです。白洲次郎の名はよく聞きます。それと語彙力が凄いかも。日本語でニュアンスが伝えづらい場合英単語も良く使用されます。もちろん私が言葉の本質を理解できない場合は分かるように平易な言葉で説明してくれます(私知ったかぶりはしない性分なので分からない時は素直に聞きます)。威張るようなことはなく私のような者でも見下すこともなくフラットに接して下さる方ばかりでございます。おそらくそういうバックボーンがある方と接しているからこそ・・・

 

さて最近この“お便り”で度々ジャケット生地でパンツもお仕立て頂く「セットアップ」をご提案させて頂いております。すると「口車に乗ってみるか」とおっしゃりセットアップに挑戦される方がおかげ様で後を絶ちません。実はこの“お便り”という字、訓読みで「へつらう」と読みますが、意味は「口が上手い」でございます…。でも私決して皆様を言いくるめている訳ではなく真面目にご提案させて頂いておりますので悪しからずご了承下さいませ💧

 

また同時に距離感や遠慮など弁えることの大切さも学びました。確かに私共のお得意様は皆様心地よい言動をされます。相手を思いやる気持ちをお持ちになっていらっしゃると申しますか、お互いを尊重し合うと申しますか。そして思いやりに満ち溢れた皆様と日々接しておりますと、巷で尊大な態度をとる人は実は自分が見下されていることによる劣等感の裏返し、つまり自信のなさの表れなのだろうということも分かってまいります。ただこのお客様に恵まれた環境も、ほんの僅かなことから当たり前ではなくなるのだとも常々感じております。それは当たり前のことに感謝の気持ちを忘れ、ありがたみが無くなった時なのかもしれませんね。

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