NEWSLETTER 毎月1回封書でお送りしているDMからの抜粋です

2020年9月のニュースレターからの抜粋(一部書き換えております)

蝉の鳴き声が聞かれなくなると秋が近づいてくるのを感じます。まだまだ暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。私は早朝ジョギングを始めて一年半が経ちますが、日々移ろう公園の草花に季節の変化を感じています。花の見ごろはほんのひととき。いつも咲いているのが当たり前ではないからこそ、より輝いて見えるのかもしれませんね。

 

さて例年9月号ではバケーションで旅行に行ったお話を書かせて頂いてまいりましたが、今年はどこへも行かず自宅で家族と静かに過ごしました。思えば年に一度の旅行は私の仕事へのmotivationにつながってきたのかもしれません。仕事自体は苦痛ではないと申しますか、苦労を伴いながらも前に進むプロセスが自分を成長させてくれるので愉しいのですが、それでもやはり自分を解放できる旅行には格別の楽しさがあります。私はショッピングやグルメにはさほど興味がなく専らビーチ希望なので、ホテルで借りた大きなタオルを砂浜に敷いて昼寝をするのを楽しみにしています・・・。家族からは「旅行に来たんだからもっと有意義に時間を使いなよ」と散策に誘われますが、私は時間の質を高めるのではなく、ビーチに寝そべって、日差しを浴びて、波の音を聞いて・・・、

 

ところで最近仕事が休みの日には(会食などの外出を控えていることもあり)、以前はあまり読むことのなかった小説を読んだりしています。するといつの間にか作者や登場人物に思いを馳せるようになります。自分とは異なる考え方を知ることは存外大切なことなのだと感じます。他者に共感するということは、つまり自分とは考え方の異なる他人の存在を認めることにつながる。深く読み込むことが他者への理解を深めることになるのだろうとも思います。そういう意味でも私は今も紙媒体が好きなのかもしれません。

 

結びにこの数ヶ月間私共が普段通り堅調でいられますのも、皆様のありがたいご来店に加えてご家族様ご友人様をご紹介頂いているからなのだと感じております。ご紹介賜りました方には特に丁重にご案内させて頂いておりますが、しかしよく考えてみますと私がまずすべきことはご紹介して下さるお得意様の皆様にもっと感謝することだろうと思います。皆様の面目を潰したり顔に泥を塗らないようにすることばかりに気を取られ、皆様の方を向いていなかったかと思うと本当に恥ずかしい限りでございます。

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